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ブロック塀撤去のための補助金を徹底解説!目隠しフェンスのアイデアも紹介!

ブロック塀撤去のための補助金を徹底解説!目隠しフェンスのアイデアも紹介!

地震や自然劣化によりブロック塀が崩れる事故が多いため、撤去を考える人が増えています。ブロック塀を撤去すべき状態とはどのようなものなのでしょうか。
この記事では、解体が必要なブロック塀とは、撤去にかかる費用、解体作業の流れなどについて解説します。ブロック塀撤去後の目隠しフェンスについても紹介しているので、参考にしてください。

解体が必要なブロック塀とは?

ブロック塀とはコンクリートブロック・レンガ・大谷石・御影石などの石材を使って作られた塀のことです。ブロック塀のうち解体が必要なのは、地震や自然災害の発生時に倒壊の恐れがあるものです。

高すぎるブロック塀

ブロック塀の高さには、制限があり、法律で2.2mまでとされています。2.2mよりも高いブロック塀は法律に違反しているだけでなく、倒壊の危険性もあるため解体の必要があります。ブロック塀の理想的な高さは1.2m以下といわれており、1.2m以上の場合は控え壁を設置する必要があります。

厚さの薄いブロック塀

ブロック塀の厚さは、建築基準法では、10cm以上となっていますが、より安全性を考えて、全国建築コンクリートブロック工業会では12cm以上を推奨しています。ブロック塀の強度を保つには、厚さと高さのバランスが重要であり、厚さが15cmなら高さは2.2m以下、厚さが10cmなら高さは2m以下が望ましいとされています。

ひび割れのあるブロック塀

一般的にブロック塀はひび割れしにくいといわれていますが、設置してから長い年月が過ぎれば、自然の劣化によりひび割れが発生する可能性があります。ひび割れはブロック塀の劣化をさらに進め、倒壊の原因にもなるため注意が必要です。

傾きのあるブロック塀

ブロック塀が傾いていると、地震などの自然災害が発生したときに崩れる可能性があります。傾きがあるブロック塀は劣化が進んでいます。特に基礎部分が傾いているブロック塀は、少し刺激を与えただけですぐに崩れる恐れがあります。

築30年以上経過したブロック塀

ブロック塀の耐用年数は、30年といわれており、築30年以上経過したブロック塀は非常に危険です。ブロック塀の現在の建築基準は1950年に制定されているため、建築基準ができる以前に建てられたブロック塀は、耐震性や安全性に問題がある可能性があります。

鉄筋の通っていないブロック塀

ブロック塀の内側に、鉄筋の通っていないブロック塀は、倒壊の恐れがあり非常に危険です。建築基準法には、壁の中には、太さ9mm以上の鉄筋を、80cm以下の間隔で縦横に配置する必要があると記載されています。外見では判断できないため、倒壊の不安がある場合は点検してもらった方がよいでしょう。

コンクリート基礎工事がないブロック塀

コンクリートの基礎工事がないブロック塀は、非常に危険です。基礎部分の地上部の高さは35cm以上必要であり、地下部に埋め込まれた深さは30cm以上必要であると建築基準法で決められています。地下に埋め込まれた基礎部分は、外見では判断できないため、点検してもらった方がよいでしょう。

ブロック塀を撤去する費用相場

ブロック塀の撤去にかかる費用の相場は、1平方メートルあたり5,000~10,000円といわれています。業者にもよって異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。総額だけを尋ねるのではなく、作業内容まで詳しく確認しましょう。作業するのが人か、重機かによって、かかる費用は大きく異なるため注意が必要です。

人件費

ブロック塀の撤去にかかる費用は、大きさや状態などによって異なります。東京近郊の場合、1人の作業員に対して、1日あたり20,000~25,000円の費用がかかるといわれています。

運送費

運送費は、手配するトラックの大きさによって異なります。トラックの手配にかかる費用は、1台あたり5,000~10,000円程度です。トラックの大きさは、撤去したブロック塀の総量に応じて決まります。

廃材処分費

ブロック塀を撤去する場合、廃材の処分するための費用が必要となります。廃材処分費は廃材の量だけでなく、廃材の種類によって変化し、数万円以上となる場合もあります。

ブロック塀撤去工事の流れ

ブロック塀撤去工事の流れを解説します。

近隣への挨拶

ブロック塀の撤去工事では騒音が発生する可能性があるため、トラブルを防ぐためにも事前に近隣への挨拶を行います。ブロック塀の倒壊による危険性などについて、工事業者など、専門家に説明してもらうとよいでしょう。

マーキング・コンクリートカッター入れ

作業を行う場所にマーキングを行い、その後コンクリートカッター入れを行います。マーキングとは、解体する部分に印をつける作業のことです。マーキングに合わせてコンクリートカッターを入れ、解体します。いい加減な作業をする業者の場合、マーキングやコンクリートカッター入れを行わないことがあります。見積もりの時点で作業内容を確認しておくと安心です。

解体作業

ブロックの解体作業を開始します。手作業で行う場合と重機を使う場合があります。解体方法によって料金も変化するため、必要な作業人数や作業にかかる日数を見積もりの時点で確認しておきましょう。

廃材処理

解体後のブロック塀は、産業廃棄物として処分します。産業廃棄物の処分については都道府県ごとに規則があります。規則に準拠している業者を選び、違反にならないための注意が必要です。

小口補修と清掃

ブロック塀の一部を残す場合は、残されたブロック塀の断面をセメントで補修します。解体により細かいゴミや汚れが発生するため清掃が必要となります。作業後の処理をきちんと行ってくれる業者を選ぶと、きれいな仕上がりになります。

ブロック塀を撤去するときに気をつけるポイント

ブロック塀を撤去するときに気をつけるポイントを解説します。

ブロック塀の所有権を明らかにする

ブロック塀が隣家との間に建っている場合、解体前に所有権を明らかにする必要があります。自分に所有権があるなら、自由に解体したり建て替えたりしても問題ありません。ブロック塀を共有している場合や、所有権が相手にある場合などは、トラブルを防ぐために費用負担や今後の管理方法についてしっかり話し合いましょう。

近隣住民への説明は業者立ち会いで行う

ブロック塀を撤去する際は、近隣住民から反対されたり、工事の騒音に対して苦情が出たりする可能性があります。近隣住民に納得してもらうためには、専門家に立ち会ってもらい、専門家の視点から撤去の必要性を明確に示してもらいましょう。

解体業者を比較検討する

ブロック塀の解体にかかる費用は、業者によって大きく異なる可能性があります。適正な料金できちんと撤去してもらうには、複数の業者から見積もりをとることが大切です。比較してみて最も信頼できそうな業者を選んでください。

ブロック塀撤去には補助金が出ます!

ブロック塀の撤去に対して出されている補助金について解説します。

地震による倒壊防止対策

平成30年に発生した大阪北部地震では、ブロック塀が倒壊して死者が発生する事故が起きました。危険なブロック塀に対する認識が高まったため、多くの自治体が倒壊を防止するための補助金制度を実施するようになっています。

 

補助の対象となる範囲

補助金制度の対象となるのは、ブロック塀に対する調査費・撤去費・改修費などです。ブロック塀を撤去して新しいものを新設するための費用、耐震診断のための調査費用、耐震性を補強するための費用などが補助の対象となります。

自治体により異なる補助金額

補助金の金額は自治体によって異なるため、金額については各自治体のWebサイトで確認しましょう。東京都北区の場合を例にあげると、通学路に面するブロック塀の撤去工事のためには、1平方メートルあたり20,000円(上限50万円)の助成を行われています。

※参考:ブロック塀等安全対策支援事業|北区

ブロック塀撤去に補助金が適用される条件

ブロック塀撤去に補助金が適用される条件について解説します。

道路などにブロック塀が面している

道路に面しているブロック塀は倒壊すると事故につながる危険性が高いため、補助金の対象となっています。避難路・通学路を含む、一般的な通行用の道路に面している場合が対象となります。

地震時に倒壊の危険性のあるブロック塀

地震などの自然災害・自然劣化などにより、倒壊の危険性のあるブロック塀は、補助金の対象となっています。倒壊の危険性のあるブロック塀とは、以下のとおりです。

  • 高すぎるブロック塀
  • 厚さの薄いブロック塀
  • ひび割れのあるブロック塀
  • 傾きのあるブロック塀
  • 築30年以上経過したブロック塀
  • 鉄筋の通っていないブロック塀
  • コンクリート基礎工事がないブロック塀

撤去後に新たなフェンスを設置する

ブロック塀を撤去した後、新たなフェンスを設置する場合の設置費用も補助金の対象となります。さいたま市では「軽量フェンス等を新設する工事で、除却工事を伴うもの」、東京都文京区では「塀の基礎及び立ち上がり部分の構造が鉄筋コンクリート造によること」と定められています。

※参考:・【令和2年度】既存ブロック塀等の除却・建替え工事の費用を助成します|さいたま市
・ブロック塀等改修工事費助成|文京区

ブロック塀撤去後にできること

ブロック塀撤去後にどんなことができるかを紹介します。

安全なブロック塀を再設置する

基準を守って安全性の高いブロック塀を新しく設置しましょう。倒壊の恐れがあるブロック塀を撤去し、正しい基準に基づく新しいブロック塀の再設置をすることで、安全な町づくりに貢献できます。

目隠しフェンスを設置する

目隠しフェンスとは、人の目線を遮って空間を仕切るためのフェンスです。ブロック塀の代わりに設置すれば、外観や庭がよりおしゃれな印象になります。フジテックスの目隠しフェンスは低コストながら強度があるため、安心して設置できます。

生垣を作る

植物を植えて生垣を作りましょう。コンクリートやレンガのような圧迫感がなく、ナチュラルな印象になります。生垣には防音や防風の効果もあるといわれています。
生け垣を作る

まとめ

建築後長い年月が経過したブロック塀は、地震などの自然災害によって倒壊する恐れがあります。劣化が進んだブロック塀は、早急に撤去することをおすすめします。条件を満たせば助成金が受け取れるため、安全性の高い新しいブロック塀やフェンスに建て替えるとよいでしょう。

株式会社フジテックスでは、少ない予算で建てられる高品質な目隠しフェンスを扱っています。全国を網羅するネットワークがあるため、地域を問わず工事が可能です。ブロック塀の撤去や改修をして、安心して過ごせる環境を整えましょう。

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