※2023年12月5日情報更新
2021年11月~2月頃に高圧ケーブル不足が発生し、市場が混乱しました。
2023年11月~から同じように発生しており、各社対応に追われています。そちらについて状況や今後の対策についてご説明します。
高圧ケーブルの生産による納期問題
脱炭素社会、カーボンニュートラル実現に向け、太陽光・風力発電など再生可能エネルギー関連施設の建設が相次いでおります。
建設に不可欠な電線ケーブルも需要の増加が見込まれる一方で、高圧CVケーブルを中心に製品の値上げや納期の遅延が発生しております。
高圧CVケーブルの納期遅延は2021年11月ごろにはじまり、6.6kV CV/CVTなどは特に顕著でした。2022年には落ち着きましたが2023年11月から再び発生し断続的に続いており各社対応に追われております。
遅延の原因は?2023年、半導体工場の製造で高圧ケーブルが再び不足に
2023年の受注停止の原因は熊本の半導体工場TSMCの新設、大阪の万博、福岡市の天神ビッグバンの大型開発と言われています。高電圧ケーブルが品薄になっており、低圧ケーブルまで波及し各社対応が必要になっています。
また日本の大手4社、SFCC、矢崎エナジーシステム、住電日立ケーブル、フジクラ・ダイヤケーブルも新規受注停止・納期遅延を表明しております。
大手海外メーカーの高圧ケーブルをご案内
弊社では、韓国の大手電線メーカーの製品をはじめ、日本のインフラ系電力会社にも納入実績のある海外の大手電線メーカーの製品の複数社取り扱いをしております。
海外メーカーは不安ではない?世界で豊富な実績多数。
弊社が取り扱いしているメーカーは、韓国国内をはじめ、米国や中東など世界各地に拠点を持ち、各国の大規模電力網構築プロジェクトにおいて電線を供給した実績があります。
日本市場には20年以上前から使用されており、世界最高圧の500KVのCVケーブルの制作・納品実績もあり、品質の高さでも評価されております。
日本のJIS規格にも対応。2~3カ月で納品可能
また日本国内においては、高圧のCVケーブルはJIS規格もしくは電力規格での使用が主となっている中で、海外の電線メーカーは通常は国際規格であるIEC規格での製造を行っておりますが、日本からの注文の際は日本の規格であるJIS規格もしくは電力規格にて生産し納品する為、安心して使用できます。
出荷に関しては海外からコンテナ輸送で2~3カ月程での納品が可能となります。
お客様のために海外メーカーを選択肢に。
前述に記載した通り2023年は600V、6.6kV、22kV、33kVなど高圧のCVケーブルの納期に遅れが発生しております。
結果、お客様対応に時間を割かれ、納期遅延などで工事が滞り、会社の売上にも直結します。一番はお客様にご迷惑おかけします。
海外メーカーという次の一手を模索してはいかがでしょうか。
安心して使用できる海外電線メーカー製品を調達できることは、再生可能エネルギー関連の施設の建設が増加する昨今において有効な選択肢となります。
2021年の年末に6.6KVのCVケーブルの遅延発生し、日本市場で品薄になった際には、工期など問題もあった会社様では混乱が生じた事もあったかと思いますが、海外の電線メーカーは通常通り生産できておりました。
今後はコロナ禍で延期されていたインフラ設備の更新や、太陽光、風力などの再生可能エネルギー関連設備の建設増加が見込まれており、電線の調達に関する相談を受けることが増えております。
その他にも、日本市場で多数の納入実績がある中国電線メーカーの製品も扱っています。
600V、1500V PVCQケーブル(S JET認証品)、コネクタ付き片端、両端ケーブル・コネクタ単体、パネルメーカーオリジナル、EVO2、TS4、QC4、MC4など豊富に取り揃えています。現場環境やニーズに合わせたご提案致します。
具体的な仕様、取り扱いメーカー、実績、金額についてはお気軽にご相談、お問合せ、お見積もりください。
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担当:野口・柴﨑